宅配ボックスとは、マンションの1階(集合ポストの近く)に設置されている
「荷物受け取り用のロッカー」のことです。
宅配業者が宅配ボックスに荷物を預け入れることで、荷物の受取主は業者さんと顔を合わせることなく24時間いつでも荷物を受け取ることができます。
同居人がおらず配達時、不在にしがちな単身向け物件にはニーズが強いです。
数年前の某アンケートでは入居者が喜ぶ満足度の高い設備第3位でした!
特に女性の入居さんの場合、居留守を使いたい理由が多いのです。
宅配業者を装った防犯の心配・部屋着やすっぴんで人様と対面したくない心理が働きます。
女性の一人暮らしの場合、賃貸物件を探す時に「宅配ボックスの有無」で検索をされる方が多いです。
しかし、宅配ボックスの設置率はとても低く、築20年以内のマンション設置率は5割・築20年超のマンション設置率は激減します。
中野区・杉並区の中古マンション宅配ボックス非設置率は約80%と推定されています。
宅配ボックスを導入した場合…
- マンションの資産価値の増加
- 入居者満足度の向上
- 空き家率もダウン
BOX数は多くても導入コストがかさみますし、
少なくとも「宅配ボックスがいっぱいで入れられない」というトラブルが考えられます。
どれくらいの割合で設置したらいいのか?と、疑問に思いますよね。
適正な数は、住民の年代や場所柄によって調整をするのがベストです。
総戸数に対して20%程度
10世帯で2~3ボックスが目安となります。
参考:ワンルームや1Kの単身者向け物件なら30~40%用意しても良いです。
~40歳は宅配ボックスの稼働率がup・50歳~は稼働率は低く、約倍程度は違います。
気になるお値段ですが、2~3個セットのもので約10万円が相場です。
一戸あたり1,000~2,000円の家賃増額や、導入により早期に空室が埋まりますので、費用分はすぐに回収できると思われます。
今後、メインの住民層の世代がスライドしていき、ネット通販の販路が拡大するにつれ、
宅配BOXの稼働率が上がることは予想されますので、早期導入をおすすめいたします。